感染者数増えた?

東京都の一日の感染者数は4月後半の2日間は二桁だったのが、5月に入ってまた三桁になってしまいました。当院の看護師はこの数に一喜一憂していまして、発表される夕方になると先生何人だったと何故か私に聞きます。しかし、この数はPCRをやった母数が公表されていないので、なんの意味もありません。東京都の各区医師会は独自にPCRセンターを作り、検査数を増やしていますので、普通に考えて増えて当たり前です。少し前のデータですが、陽性率40パーセント等とでてくると、もうぜったいコロナという患者さんしかPCRをやっていないことになります。IgG抗体検査も何故やらないのでしょうか?正確でないとか、IgG抗体陽性でもまた感染する恐れがあるとか、色々いいますが、少なくともIgG抗体陽性率が分かれば、日本人の何パーセントが既に罹患しているかおおよそ数値が分かります。神戸の抗体検査では3パーセント、慶応の産科入院者PCR検査では6パーセントが陽性、どちらも無症状者の検査です。母数が少ないのですが、この数字で計算すると、すでに日本人の300万人~600万人が新型コロナに罹患していることになります。せめて、医療関係者だけでも抗体検査をしてくれませんかね。医療者がIgG抗体陽性でIgM陰性となれば、少し安心してPCR検査の綿棒を患者さんの喉に入れられるとおもうのですが。今更、政府は何を恐れているのでしょうか?ただ単に、けちんぼで、無知蒙昧なだけなのでしょうか。 注)IgMは感染直後陽性となり、その後低下、IgGは感染直後は陰性でIgMと交代するように陽性となり、長くその陽性が続く。

午後からお日様が顔を見せました。でもスーパー位しか行けない。スーパー入場制限中でした。

2020年05月04日